カヌチ ウキツ

ウキツ攻略前にも関わらず深夜のテンションと共通ルートでの暴れっぷりに辛抱たまらんくなって思いの丈を書きなぐった結果が散々でした

ネタバレの嵐と思ったこと垂れ流しまくり

とりあえずきちんとウキツを攻略したので書いてみる

ウキツは四番目に攻略したけど、それに至るまでの共通ルートで早くも禁断症状 過剰感情移入による涙腺崩壊を引き起こしメンタルブレイク

なに、この荒くれ者、怖い、ヤバい
初対面にも等しいのに何故かよく分からないイメージを押し付けられて怒られる
王立警備隊という国民の憧れエリート層だから、いくら規律守るのが嫌だとはいえ、それなりの地位にみあった行動はしてくれるよな、大丈夫だよな

そう考えた時期が私にもありました
王立警備隊は戦闘民族です、血と血で洗う戦いに魅いられ、多くの言葉はいらない、剣で語らおうぞ
命懸けてますからね、そこのところ、誇りとかあるんでしょう

ただ私が思ったのはウキツさん言ってることは間違ってないけどズレてない?ってことでした
共通ルートでも個人ルートでもウキツ関連のイベントで分からない!分かりたくもない!っていうお言葉をよく目にしました
なんていうか、この膠着状態が心臓に悪かったです

W主人公制への疑問が多く挙げられるなかで特に目立つのが戦を経験し作中でも自分で言っていましたが戦いの快楽を知った(というかもう適応しないとやってらんなかった)カヤナちゃんと生い立ちはどうであれごく普通に生きてきたアキちゃんでは、どう考えても理解度に差が出てくるわけで

鍛冶屋はみんな戦について真剣に考えなきゃ駄目なのか?ん?
守りたいから頑張るっておかしいか?

戦いを知る人の心は戦いを知る人しか分からないことがあるし、待つことしか出来ない人にとってして見れば永遠の謎なのね

共通ルートでそのことについて言及されてたんですが、なんというかこのゲームでは無闇に人を傷つけないでほしい、非力であっても大切な人を守りたいという気持ちがどうも蔑ろにされがちというか
世界観と時代背景が戦争に絡んでくるから仕方がないっちゃ仕方がないかもしれないけど、とにかくお前ら落ち着けよって場面が多々あった

まぁ、でもあれかな、非力ながらに邪魔しないでくれ、気が気じゃないからってのはその人を大切にしてるって証だし決闘を邪魔されるのは良い気がしないのは分からんでもないが、もやもやする

このようにわざわざゲームのキャラに未練がましく、くどくど言ってるあたり残念でしかないのかもしれませんが、それくらい思い入れというかウキツという存在について考えさせられたルートであります

彼の一挙一動にやきもきし行動原理や考えについて、あぁでもないこうでもないと考えて気がつけば頭の中はウキツ一色です

思わずなんだとコイツ出るとこ出てやろうかと大人げなくなるくらいに世界観にのめり込んでるんですよね
気がつけば

個人ルートに入るとウキツの弱さとか本音が聞けたり、普段の血の気の多い(と私が思い込んでいる)彼がどうしてそんなにカルシウム足りないのかなんとなく分かってきます

カヌチキャラは背負うものが大きくて押し潰されそうになっている人が多いのですが、ウキツは特に個人ルートの佳境に入ると自分の立場と逃れられない運命について嫌でも受け入れなきゃいけなくなってきます

あの甘ったれんなよ!とか分かりたくもねぇ!とか言っていた荒くれ者が!
お前みたいに中途半端な奴見ているとムカつくんだよ!と言っていた荒くれ者が!
金持ちは気楽でいいなとか言っていた(以下略)

彼の言葉は真っ直ぐですね
真っ直ぐに抉ってきますね、別に根に持ってるわけじゃないよ
鍛冶屋頑張ろうとしていたアキちゃんに完全に感情移入していたらいきなり怒られた衝撃でウキツ見る度に何時怒鳴られるかgkbrしてたわけじゃないんだからね、勘違いしないでよね


そんな彼が逃れられない運命からも逃げたくて逃げたくてたまらない彼が、待つことしか出来ない人の存在を思い出して求めるっていう展開にグッときました

なんていうかな、ギャップなんだよな
そしてトウラおじいちゃんのカウンセリング力ハンパない
仕事しすぎ


後半の怒涛の萌えと燃えを詰め込んだ展開に、あれ、恋愛してるぞ?とびっくりすること間違いない
まぁ急展開なんだけどね!
あれだけ言われたら後でごめん言いすぎたとか謝られても嫌われてる?って思うよね!あ、思わないですか・・・

後半まで粘ればなんとかなる・・・第一印象は最悪だけど・・・ってやつですよ

個人的にウキツルートでお気に入りなのは独房越しの会話と慰めるイベントと敵対する昔馴染みことサナトさんとのコント(偏見)ですね

このサナトさんは常に半透明でロン毛でノースリーブ+腕に刺青もどきというなかなかヴィジュアル系というかパンチの効いたファッションとねっとりした声
更にウキツさんの太ももに爪をぎりぎりたてるのが趣味という魅力的な方です、・・・

彼らのコントは所謂様式美を追求したよし●と的なもので、ウキツさんの体に宿るあるモノを奪いたくて遠隔でも使えちゃう魔術使って幻影(半透明)になって現れるのですが・・・


その頻度が多い


もう半透明な奴らは大抵どのルートでも出張ります
ことあるごとに半透明で現れ→鍵を寄越せ→渡さない!→太ももぎりぎり→ウキツさんが悶える→ちっ・・・時間がきたか・・・ というお約束のコントを繰り広げます

先の展開を容易に想定出来てなおかつ心臓にも優しい配慮となっておりますね
ただ太ももにぎりぎりする度にウキツさんが苦悶に歪み喘g いや悲鳴をあげるのでハラハラします


そんなこんなでプレイヤーの心を鷲掴みにしては離さない様々な仕掛けを散りばめたウキツルートは楽しくもあり腹立たしくもあり愛しくもあり何でもありありなルートでした


カヤナちゃんが一貫して格好いいのもポイントです
いきなりの事態に驚きを隠せなかった猛者達の内に秘めたお前が言うな!を見事に消化させてくれます

まだまだ二人の苦労は続きそうです