お腹と心が空っぽです タカミ編 (ネタバレ)
二つの翼を購入しましたが、PS2版の白組数名とアメツネは攻略してないです
なんというか、白は王立警備隊、黒は直属親衛隊という部隊の関係者とわちゃわちゃするんですけど
黒の翼では警備隊と親衛隊の連中やら王様同士に因縁があって三角関係に発展していくのですね
んでんで因縁と言っても色々あって関係そのものは寧ろ良好な方々もいるんだけど、なかにはあるキャラの存在や、やらかしたことが別のキャラの命やら存在意義に関わるって展開が多くてね
ぶっちゃけ白組は好きなんですけど、黒組が思いの外恋愛してまして(物語としては無理矢理ではあったが)愛着がわきまして、あれ、これ黒組振ってまで白組攻略しなくても良くね?というところまで来ております
いやぁ、これ大変マズいですよねー(。・ω・。)
さすがに後日談目当てで買ったので今回こそは全ルート制覇したいのですが、特に個別ルートでライバルキャラを担う王立警備隊の隊長オウバさんの息子(?)と白から伏線を貼られていたタカミ君を語る上で、この症状が非常に辛いことが分かってきました
いや、もう、ぶっちゃけますとタカミ君とオウバさんは同一人物で、更にタカミ君はオウバさんの失った過去が形を得て具現化した、早い話人外ってことになります
いやいやなんで、どうしてそうなったと言われれば本編でも謎が全く解明されてないから、こちらが聞きたいです
大まかに説明すると暗殺を生業とする一族の次期当主、若いオウバさんの初恋兼恋人のアキさん(主人公と瓜二つ、同姓同名)の存在が一族的には目障りなんで殺しなさい→オウバ「無理」→一族「幽閉」→多分だけどアキさん殺された?→こんな辛い記憶いらんわ→魔法使い()「じゃあ頂戴」→オウバ「おk」
その記憶をなんか魔法使いが落としちゃって、その記憶こそがタカミ君ナンダッテー
意味分からんじゃん?私も分かんないや
何言ってるのって言われても大体こんな感じとしか
白のころから物忘れ酷いのは歳のせいかなとか言ってたオウバさん(中年)ですが意図的に忘れてたわけなのですね
これで納得するしかない、記憶障害はなんか忘れちゃったからなんだって!意図的に!それを引きずって過去の記憶ないのを妻のヒサミさん(故人)に救われて結婚したんだってー
そんなオウバさんは頑固一徹、融通のきかないけど隊員を息子のように、家族のように可愛がる良いおっさんです、一方タカミ君は何の因果か前述の暗殺家一族に保護されて暗殺者として生きてきたお方、常識?規則?そんなのつまんない、楽しくない。自分のやりたいことはやる、フリーダムな青年です
しかしタカミ君はつまらなくない存在と出会います
敵国から捕虜として連れてこられたアキちゃんと戦女神カヤナ
初っぱなから興味津々なご様子で、暗殺という依頼を受ける以外は(依頼は嫌だろうが受けねばならないものなので)自分のやりたいことをするを信条に
捕虜同然のアキちゃんとカヤナちゃんに家具一式と食料を与える
アキちゃんを逃す為に陛下の常人には到底理解されない野望()の実験体となり自らを犠牲にしたカヤナちゃんを助ける手引きをする
自分の裁量で逃がしたり逃亡しても泳がせておいたり
などなど恐れ知らずのフリーダム
自分のやりたいこたとをやっただけだから、アキちゃんがどう思うとか、何をしたらアキちゃんやカヤナちゃんの為になるかは興味ない、だけど付き合ってくれる
不思議な関係ですが、振り回され振り回しつつ、つまらなくないアキちゃんとの出会いから暗殺も血生臭いこともついてこない普通の穏やかな生活を知り、アキちゃんと信頼関係を結びたい、だからこそアキちゃんを守ると言ってくれたタカミ君に惚れないわけがない
何より、このルートのタカミ君とアキちゃんのやり取りが微笑ましく、暖かいんですね
普通を知らなかったタカミ君が普通だけど普通じゃないアキちゃんに好意を抱くのは自然な流れではないでしょうか
育ての親のアムギさんとの死別、自分が人間じゃないという真実、ラストは怒濤のタカミ君いじめです本当にありがとうございます
タカミ君が何者か分からなくても関係ないって何者か分からないカヤナちゃんを受け入れたアキちゃんだからこそ光る台詞ですよね
もうね、長文ですがタカミ君とアキちゃんの安定感です
最後はアキちゃんはタカミ君と共に生きる決意をしてタカマハラに帰らないという選択をします
それから、まぁ、上記の通り同一人物による存亡をかけた戦いに繋がりますが、もうね、一言だけ、アメツネいい加減にしろ
タカミ君ルート好きです